加倉井ミサイルによって漫画化され、小説版は2種類発売されている。1999年には直接の続編『アークザラッド2』を原作にしてテレビアニメ化もされた。
今作は続編を意識した内容となっており、キャラクターのレベルなど今作のセーブデータの一部を次回作にコンバートすることができる(アークザラッド2#コンバート)。そのため、2の発売前後にはザ・ベスト版が週間売上チャートのトップ10内でロングヒットした。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 世界観
[編集] 国家
- スメリア
- 精霊の国とも呼ばれる島国。精霊山シオンには封印の炎があり、ククルが炎を消したことで物語が始まる。国王マローヌが統治し、アーク達に五大精霊石を集める使命を与える。
- ミルマーナ
- ハルシオン大陸の南東部にある国。20年前にスメリアと戦争をしていた。トヨーケの森に恵みの精霊がいて、元は静かな国だったが、現在はヤグン将軍が都に軍本部を置き、国を操っている。
- アララトス
- 3000年前の大崩壊後人々が行き着き、初めて町が出来た、人類発祥の地で大崩壊以前の物も遺跡の奥深くにはあるという。
- グレイシーヌ
- 本国独特の宗教ラマダ教の総本山ラマダ寺がある国。森林と山に覆われた鎖国の国であり、ラマダの僧は拳法に精通している。
- ニーデル
- 作中で最も小さい国だが、富豪が集う国であり闘技場がおかれている。闘技場での戦いがこの国で最も人気のある娯楽である。
- アリバーシャ
- 砂漠の国。かつては緑の豊富な国であったが、1000年前、動力石という機械を動かす石の発見により資源採掘が進み砂漠だらけの国になったといわれている。
[編集] あらすじ
この世界には、かつて邪悪なものに立ち向かい、それを聖櫃と精霊の力によって封印した「七勇者」の物語が語り継がれていた。その世界に存在する国家・スメリアの辺境に住む正義感の強い少年アークは、行方不明の父を追い求めるうちに、勇者としての使命をおびることとなる。そして、偶然出会った聖母の使命を与えられた名門ワイト家の娘・ククルや仲間達と共に旅を続けるうち、アークは自らに課せられた使命と、かつての七勇者の伝説からくる運命の波に翻弄されることとなる。
[編集] 登場人物
- アーク・エダ・リコルヌ - 声:結城比呂
- 誕生日:8月23日 年齢:15歳 身長:170cm 体重:57kg 血液型:A型 出身地:スメリア・トウヴィル
- スメリアの辺境・トウヴィルで、母親と二人暮らしをしている少年。10年前に行方不明になった父・ヨシュアを探すため旅に出る。
- ククル・リル・ワイト - 声:吉田古奈美
- 誕生日:6月26日 年齢:17歳 身長:165cm 体重:48kg 血液型:AB型 出身地:スメリア
- トウヴィルの名門・ワイト家出身の少女。昔からの習わしに逆らい、自由に生きたいと思っている。
- ポコ・ア・メルヴィル - 声:坂本千夏
- 誕生日:2月22日 年齢:15歳 身長:156cm 体重:78kg 血液型:B型 出身地:スメリア・ダウンタウン
- パレンシア侯軍の兵士。内気な少年で、争いごとを好まない。幼い頃、太鼓を手にしたことで音楽の楽しみを知り、また、純粋に愛しだした。軍の生活に馴染むことができない日々を送っていたが、アークとの出会いにより変わっていく。
- トッシュ・ヴァイア・モンジ - 声:檜山修之
- 誕生日:8月12日 年齢:28歳 身長:181cm 体重:66kg 血液型:O型 出身地:スメリア
- ダウンタウンにあるモンジ一家の若頭。自分の利益より弱者の救済や義理を優先する。短気なのが玉に瑕。
- ゴーゲン - 声:辻村真人
- 誕生日:10月28日 年齢:不詳 身長:160cm 体重:47kg 血液型:O型 出身地:不詳
- かつて聖櫃を運んだと言われる七勇者の一人。聖櫃を運ぶ途中、強力な敵が現れたため、敵を道連れに我が身を封印した。飄々とした老人だが、その知恵と知識は冒険の道標となる。
- イーガ・ラマダギア - 声:梁田清之
- 誕生日:5月11日 年齢:35歳 身長:188cm 体重:80kg 血液型:A型 出身地:グレイシーヌ
- グレイシーヌにある武闘派のラマダ寺にて、修行と弟子達の育成に専念する師範代。5歳の時から現在に至るまで、一日も休むことなく武の道に精進し続けて来た。
- チョブリン・グルタン・ゴー・ガラッハ・ドブラン・ダダ13世(チョンガラ) - 声:緒方賢一
- 誕生日:12月3日 年齢:45歳 身長:170cm 体重:88kg 血液型:O型 出身地:ダダ
- 自称「冒険家」の骨董品商人。かつてはバルバラード東方のダダ国の王族だったが、長い間の盗掘生活で損得勘定にまみれて欲の塊となっていた。今のところ、遺跡ダンジョンの奥深くに眠る宝物を取りに行ける人物の捜索に力を入れている。
- チョピン
- アーク一行を乗せて世界を翔る大型飛行船「シルバーノア」の乗組員。
- ちょこ
- アララトス遺跡の地下50階で出会う赤毛の女の子。ゲーム中の隠れキャラにあたる。チョンガラのつぼから召喚できるが、フリーバトルのみ使用可能。仲間にしたデータをアークザラッド2にコンバートすると、ちょこの生い立ちに関する隠しイベントが用意されている。本作だけ、以降の作品と性格や口調が異なる。
- アンデル
- パレンシア城の大臣。しかし、その正体はロマリア4将軍の1人。スメリア国王マローヌを暗殺し、その濡れ衣をアーク達に着せた。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 携帯版
携帯版では、魔法演出の変化や攻撃の際にランダムでカットイン画像が表示されたりするなど、大幅に変更されている。S!アプリ版は2004年11月に配信予定だったが、クオリティアップのために同年12月に延期された。配信当初はV602SHのみ対応していた。配信延期のお詫びとして、限定壁紙が無料で配信された。iおよびEZは予定通り配信されている。[編集] S!アプリ
アークザラッドジェネレーションカードゲームコレクション(アークカード)のレアカードのIDナンバーを入力すると、レアアイテムが入手可能。 J-SH53・V601SH・V601T・V602Tでは、V602SH版及び3G版と端末スペックの違いにより、以下のようになっている。- 動きが遅い。
- 戦闘中のカットイン画像を省略。
- メニューのグラフィックアイコンをテキストに変更。
- 魔法演出を3Dから2Dに変更。
[編集] iアプリ(FOMA)・EZアプリ(BREW)
アークカードのID入力によるレアアイテム入手機能が削除されている。また、機種により攻撃の際に音楽が途切れる。[編集] 不具合(S!アプリ)
ゲームプレイ中、ゴーゲンのテレポート使用時にフリーズするという不具合が判明。2007年12月11日に修正版が配信された。旧バージョンのアプリをダウンロードしたユーザーは無料でアプリのバージョンアップが可能。[編集] 関連項目
- 『ビヨンド・ザ・ビヨンド』 - SCEより発売のPS初期RPG。以下同。
- 『ポポロクロイス物語』
- 『ワイルドアームズ』
[編集] 外部リンク
アーク ザ ラッド
ソニー・コンピュータエンタテインメント : Video Game : Video Gamesその他の価格 :
製品グループ : Video Games
ジャンル : Word Games ,
発売日 : 1995-06-30 ,
機能 ジャンル : Word Games ,
発売日 : 1995-06-30 ,
- ロールプレイングゲーム
- CD-ROM1枚
アークザラッド PlayStation the Best
ソニー・コンピュータエンタテインメント : Video Game : Video Gamesその他の価格 :
製品グループ : Video Games
ジャンル : Word Games ,
発売日 : 1995-06-30 ,
ジャンル : Word Games ,
発売日 : 1995-06-30 ,
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ReplyDelete2をプレイする前に必ず1をクリアしていたほうが良い, 2008/3/14
By HYDROGEN - レビューをすべて見る
楽しさ:
レビュー対象商品: アークザラッド PlayStation the Best (Video Game)
アークザラッドの出発点であり、悲劇の始まりでもあるシリーズ第1作。
主人公アークと仲間が紡ぎだすストーリーに目が離せない作品。
10年以上前の作品なので戦闘システム面では少し劣るが、シナリオは秀逸。
☆4をつけたが実際は☆3.5と少し物足りないゲームという印象。
アークザラッド1は2をプレイするために必ずプレイしておかなければならない。
2でのコンバートにおいて「ちょこ」の覚醒など重要なイベントに関わるからである。
また、1をプレイしておいた方が2でのストーリーを理解しやすいという利点もある。
個人的にはもう少しボリュームとシステムまわりの反応がよければ満足だった。
PS1初期のゲームだが、過去を懐かしむ気持ちでプレイできる。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ReplyDelete虎視眈々(意味違う, 2003/8/27
By 鷹 - レビューをすべて見るレビュー対象商品: アークザラッド PlayStation the Best (Video Game)
これ一つでは恐ろしく短いRPG。ストーリー自体はそれほど悪くはない。
ちゃんと続編に話が繋がっているのでそれほど絶望的でもない。
しかし、一度隠しキャラを仲間にしようとすると普通にプレーしたときの2倍近くの時間がかかるというアンバランスっぷりを持っている。システムとしてはどちらかというとシュミレーションの要素が大きい。また装備がFFシリーズでいうアクセサリしか無かったり、アイテムは敵が落としたり宝箱を開けるしかなかったりと未完成?な部分が多い。このゲームのデータは続編に引き継げ、また引き継がないと出来ないこともあるので、シリーズをちゃんと楽しみたいなら必ずやることをお薦めします。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ReplyDelete隠し要素とテーマ性は良い, 2007/8/13
By りどけらし - レビューをすべて見る楽しさ:
レビュー対象商品: アークザラッド PlayStation the Best (Video Game)
プレイステーション初のRPG。音楽がすばらしく良い。
細かく作り込まれたセーブ/ロード画面や美麗な特殊能力のエフェクト(特に「桜花雷縛斬」)など、他のゲームにはない独特の個性を感じる。
シナリオは月並みな勇者伝説ではあるが、環境問題をテーマにしており、当時としては先進的だったと感じる。ただ、戦闘システムはシミュレーションゲームを簡単にしたようなもので、ひたすら時間がかかる所が苦痛。
2と比べて短いため、普通にクリアすると面白くも何ともないが、隠し要素(特定のキャラクターに何度も話しかけるなどで発生する)が面白い。
(主役のアークが特に笑える)
また、遺跡ダンジョン50階まで潜ると特殊なモンスターが手に入るが、これは2で特別なイベントを観る為に必須なので、コンバートシステムらしいけれども2まで買わなければならないため、非常にコストパフォーマンスが悪い。
テーマはよかったのに活かしきれていない、隠し要素を見つけられない人や2のファン以外には面白くもなんともないかもしれない、というのが10年後の評価ですね。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ReplyDelete良い良い, 2004/12/23
By 典厩信繁 - レビューをすべて見るレビュー対象商品: アーク ザ ラッド (Video Game)
シンプルかつ当時では斬新なシステムが特徴的な、当時のゲームの中でも一際輝きを放つ一本。
ストーリーも笑いあり涙ありの、RPG初心者でも楽しめるもので、何度やっても飽きることがない。
戦闘もシミレーション形式の戦闘で、シンプルで戦略性のある戦闘を実現している。また、状況に応じてキャラが喋ってくれるので、それを聞いているだけでも飽きない。
今のゲームはCGや本物志向や凝った演出に囚われているため、逆に魅力がなくなってきているが、このゲームはそんな形式に囚われていない、純真かつ魅力溢れる作品である。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ReplyDeleteかなり古いですが, 2010/6/5
By 男のロマンは "キ*タマリ王ッ!!" (北海等ウマシカ区) - レビューをすべて見るレビュー対象商品: アーク ザ ラッド (Video Game)
FFタクティクスと同じS・RPGですが、こちらはグラフィックこそ今に比べて低いですが、FFと決定的な違いが有ります。
それは戦闘ではキャラが声付きで話しまくります。味方の全キャラ。
動きも当時の作品では、かなり生き生きしていて全体的に「らしさ」が出ています。